高校サボッてみた東映映画／フェローバギー

足のいいヤツ＝チバちゃんといえば、『キーハンター」。このチバちゃんの初の主演映画が、「やくざ刑事』シリーズだ。 チバちゃん個人所有のモーガンとか、共演者の浜かおるのトヨタ2000GTとか、ジープとか、アメ車とか、とにかくいろんなクルマが、 とっかえひっかえ出てくるから、それだけで楽しめた。

物語は、実に単純。秘密シンジケートに侵入して、 次々と悪人をやっつけてくチバちゃん。敵を追い、空から海から陸から スパイダーマンとウルトラマンとスーパーマンを 全部生身の一人の警視庁の刑事がやっちゃうからスゴい。ラストは。黒幕の政治家が、モーターボートで、ヤーサン組超と共に 半島の岩礁に衝突→死亡！！アーメン、となる。

で、唐突にエンディング。「みんな、でっかくなれよ。」と施設の子供達に言って、フェローバギィとチバちゃんが颯爽と去って行く。 次回作が「やくざ刑事・俺たちに墓はない」今考えりゃぁ、 なんのこっちゃという感じだが、当時は、妙に納得。 ジャッキーチエンも観てたというこの東映の作品、 のちのジャッキー映画の原点は大げさだが、大いに参考になったことは。、日本の誇りだ。