富士重工 スバル360
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360cc、16 馬力の最高速度83km/h4人乗り、国民車構想に基づいた
軽自動車スバル・360(後の通称てんとう虫)発売
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マツダ キャロル360
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水冷4サイクル4気筒エンジン
で、4ドアの設定もあるなど、魅力的なスペックを誇る“キャ
ロル”だったが、その重量の重さと、アンダーパワーが大きなネックとなった
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三菱 ミニカ360
| 三菱自動車最初の軽乗用車として登場したのがこの“ミニカ”。
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まだRRが一般的だった当時の軽自動車を小型車並みのFR方式とし、ノッチバックスタイルにして
トランクを備えた乗用車的のデザインとした。エンジンは2ストローク空冷直列2気筒・359ccで最高出力は17馬力。
マイナーチエンジ毎に最高出力は上がり’68年には23馬力まで向上した。
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ダイハツ フェロー
| 三輪貨物車で実績を積んだダイハツの軽乗用車第一号がこの”フェロー360”である。、
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23馬力の2ストローク水冷2気筒をフロントに搭載し後輪を駆動するFR方式を採用。ボデイは当時の軽の王者スバルの
卵形を意識してか、後ろに小さいながらトランクを備える箱形デザインだ。日本車で初採用された角型のヘッドランプも
特徴的だ、’68年にいち早く32馬力のスポーツバージョン“フェローSS"を発売したのもダイハツらしい。
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ホンダ N360/発売
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オ−トバイ譲りの水冷4サイクル360cc、OHC/31馬力、最高速度も115km/hと小型車に匹敵する高性能。
しかも欧州で評判の前輪駆動(以下FF)という最新のスペックをそなえたホンダの軽自動車、価格が313,000円と
軽の大御所スバルより格段と安いのが決め手となり、発売と同時にベストセラーだ。
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2サイクル3気筒のスズキ•フロンテ360発売
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それまで、軽でも最初のFF乗用車としてスズライト・シリーズを販売していたスズキだが、
当時としては早すぎた先進メカが災いして故障が多くユーザーの支持がえられなかった。安定感のあるRRに戻し
その分“カッコいい”スタイリングにしたのが“スズキ・フロンテ360”。通常の2気筒でなく3気筒という奇数シリンダーにして
ホンダの高性能に対抗した。
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36馬力の最高速度125km/hゼロヨン19.9秒のフロンテSS発売
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高性能を実証するように、ヨーロッパの有名なプロドライバー/スターリング・モスを起用して、
イタリアの太陽の道「ミラノ~ナポリ」を平均速度122km/hで駆け抜けたことをCFで謳ったのが「フロンテSS」。
まだまだ、日本と外国、とくにヨーロッパ車は格段の差があり、外国で○○を実証!はそれだけで話題となった。
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ホンダN360に36馬力のTシリーズ発売
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フロンテが36馬力。最高速度125Km/hゼロヨン20秒切りをしたため、ホンダもツインキャブ36馬力の
Tシリーズを発売した
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“スバル・ヤング”シリーズ発売
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元々28馬力と肩身の狭い思いをしてか、後発のライバルに押されて販売も不調気味に。そこで、
てんとう虫が最後の力を振り絞ったツインキャブ36馬力、ダイレクトすぎるネーミングが逆に新鮮なスバル・ヤングが登場
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老舗の逆襲 “スバルR2"発売
| 11年目のニューモデルだが、RR、2サイクル、と古典的なスペックが
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軽のベストセラーに君臨したてんとう虫=スバル・360だったが、ホンダ・N360の登場を機に
徐々に販売台数を落としていく。ようやく11年目のこの年、後継たるNewモデル“スバル・R-2”が登場したが、時すでに遅く、
ライバル達の後塵を記すことが多くなっていく。クルマの完成度は決してヒケをとっていないのに。
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